
後味の悪いチャンピオン決定
|Posted:2019/02/21 20:00|Category : 未分類|

F1におけるチャンピオン争いで接触やクラッシュで決まった事がこの30年くらいの間で3回。 一つは89年の日本グランプリでのプロストとセナのシケインでの接触。 90年日本グランプリでのセナとプロストの1コーナーでのクラッシュ。 そして94年のシューマッハとヒルのクラッシュ。 未遂に終わったけど、97年のシューマッハとヴィルヌーヴの接触なんてのもあったっけ。
自分はセナ・プロ対決と呼ばれてた頃のF1は観ていないのでこの二人の確執の歴史はそんなに詳しくないんですが、先日たまたま89年の日本グランプリがリマスター放送されてたので問題のシーンをしっかり観ることができました。
プロストがトップを走っていてレース終盤にセナが追いついたんですが、シケインで抜きに掛かってきたセナとプロストが接触したのです。 プロストはその場で車を降り、セナはマーシャルに押し掛けしてもらってエスケープゾーンからコースに復帰。 フロントウィングが壊れていたんでピットインして交換した後、瞬間トップに立っていたベネトンのナニーニを抜いて優勝。 しかしエスケープゾーンを突っ切ってコース復帰したことにより失格→プロストチャンピオン決定というざっくりな流れでした。
当時のプロストがその接触に関してどんな言い訳したか知らないけど、ありゃ完全にわざとぶつけてますわ

セナも完全に真横に居たわけではないんだけど、あそこまで並ばれちゃったら普通はアウト側に居た人がイン側に一車身分のスペースを残すのがバトルの最低限のマナーだと思うのです。 セナのラインを潰すならもっと早いタイミングでやらないといけないわけで、インに飛び込んできたタイミングでステア切るのはタブー。
まぁ、元々このシーズンは勝ち星こそセナが先行してたものの、トラブルで失ったポイントが余りにも大き過ぎたし、どっちみちプロストのシーズンだったとは思うんだけど、だからこそこういう決着の仕方っていうのは今見ても何だかなぁって感じですね。
90年はスタート直後の1コーナーでセナがプロストにミサイルかまして決着したんですが、あれはセナが1年後に『わざとやった』って言っちゃったんでね(;^ω^) セナにおめでとうなんて言う気はないけど、プロストに対しては因果応報って言葉を送りたいと思います。 っていうかざまーみろって感じですかね。 セナのやった事は褒められたもんじゃないけど、89年の一件がなかったらもっとすっきりした形で90年チャンピオン争いは決まったんじゃなかろうかと誰もが考えるでしょうからね。
今はこういう馬鹿げた行為をしてチャンピオンなんてほとんど見かけないけど、仮にもプロドライバーなんだから素人みたいな事して決着とかこの先も見たくないかな。 1年間応援してきてこういう結末って本人達は当然としてファンもモヤモヤしちゃうんですよね。

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