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真のイケメン

今年の甲子園で決して投手としての評価は高くなく、どっちかっていうとイケメンであるという外見だけで注目を集めていた北海高校の大西健斗くん。 ちょうどマスコミが騒ぎ出す前の2回戦で彼らの初戦をTVで観戦してたけど、コイツはとんでもないイケメンだwと感じたのです。
巷ではV6の岡田に似てるとか言われてるそうだけど、どっちかっていうと会社の後輩にそっくりなんだが(笑) まあ、そんな外見はどうでも良いんだけど、大西くんの場合は何といっても中身までがイケメン。 今時こんなヤツが存在するのかとびっくりするくらい。
試合中、味方の守備のミスとかで苦しい局面を迎えた時なんかは普通だったら顔に出てしまうもの。 僕だったら顔に出るどころか激おこだ(笑) ところが彼は顔に出さないどころか笑顔で応対する。 そして何事も無かったのかのようにピッチングに集中する。いうてもまだ18歳だというのにとんでもないメンタルの強さ。 こんなんプロでもなかなかできるこっちゃない。
そして勝った後、勝利の喜びを爆発させるような事もなく、校歌を歌い終えた後に相手チームに必ず一礼してから引き揚げていくという他の誰もやってない礼儀正しさ。 これはニコ生でも愛甲さんが絶賛してましたな。 こんな10代今まで見た事ない。
正直言うと大西くんは他のビッグ3と言われた投手たちに比べると迫力に欠けるし、プロではとても通用しそうにはないんだけど、本人は自分が平凡なピッチャーという事も自認していて、仲間たちの力があってこそここまで勝ち上がってこれたという感謝の気持ちは常に忘れていない。 だからこそミスにも動じないんだそうだ。 これこそチームスポーツだけど、頭で分かっててもなかなかそういう風に割り切るのは難しいんだよねぇ。
世の中にはちょっと有名になったりすると自分の事を勘違いしてしまう人間が実に多いもんだけど、これだけイケメンと騒がれながらどこかのハンカチさんみたいに浮かれるようなところは一切ないってのがやはり真のイケメン(苦笑) でも、それ以上に彼からは勝負事に臨む姿勢ってのをものすごく勉強させられる。 スポーツマンとしても人としてもイケメンとかチャラい言葉で片づけられないような素晴らしさ。
ここまで一人で完投してきたこともあるし、疲労も相当だろうからさすがに優勝できるとは思わないけど、逆に負けた時にもどういう態度でいられるのかという事にもすごく興味がある。 とりあえず最後まで自分らしく、北海らしく頑張ってほしいものだ。
ちなみに話はそれるけど、今日北海と戦った熊本の秀岳館に関してちょっと一言。 秀岳館は熊本の高校でありながらメンバーはほぼ全員が大阪出身って事でネットでは大分批判や皮肉のコメントが飛び交ってました。 ブラスバンド部も全国大会があったのに強制的に甲子園を優先させられたみたいな話もあって、なかなか心情的には難しいところもあったようです。
ただ、負けた時の部員たちの涙は地元じゃないとかそういうのは関係ないだろと。 地元じゃなくても熊本に出てきて母校の為に一生懸命戦ってきたんだから、それを批判するのは違う気がしますね。 彼らは被災地の人たちの為にも頑張っていたと思いますね。
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ただ、何の縛りも無いと北斗の拳で描かれているような世界、無法地帯になるも事実であり、ある程度まわりの空気を読める方々なら上手く立ち振る舞ったのかもしれませんが、単にヤリ過ぎちゃっただけだと思います。
うまく中和しつつやっておけばと只々強く感じます。合掌。