
ここでディクソンが勝つようだとタイトルもほぼ決まってしまう中で迎えたミッドオハイオ。 PPはロッシでハンターレイも3番手とアンドレッティ勢は好調。 ニューガーデンやパワーもディクソンより予選で上位につけたんで、今回はとにかく前でフィニッシュしたいところ。 いくら最終戦がWポイントっていってもディクソンが下位フィニッシュしてくれるなんてそうそう無いからね。

序盤はロッシを先頭に5台のトップ争い。 スタートで6位に上がってた琢磨は2周目でチルトンにヒットされて最後尾近くまで落ちてから上がってこれませんでした。 抜きにくいコースだけど、琢磨の決勝でのペースも今一つだったかな。 今回はしょっぱなから運に見放されてたね。

このレース、ほとんどのドライバーが3ストップを考えてたようで、10周過ぎから続々とピットインが始まった。 5番手を走ってたウィケンスも早めにピットストップを行ってアンダーカットを成功させてトップに立ちます。
解せないのはロッシが周回遅れの集団に捕まってるにも関わらずピットインを引っ張った事。 最初のストップを終えた段階で5番手まで落ちたんで、これって明らかな戦略ミスだろとこの時は思ったんです。 雨の予報もあったんでもしかしたらできるだけ引っ張って、降り始めたタイミングに合わせるのかなと。
とはいえウィケンスはこの段階で2位のパワーに12秒差をつけていたんで、やっと勝ちが見えてきたかと思ったんですがねぇ・・。
ウィケンスはブラックタイヤでのペースがもう一つで、琢磨の後ろでずいぶん時間をロスして勝機を逃してしまう事に。

おまけに優勝したロッシは何と上位勢でただ一人2ストップ作戦でした。 このレース、1度もSCが入らなかった事で燃費もギリギリのマネージメントを強いられたハズだけど、ロッシはその辺上手いんだよねぇ。 インディ500勝った時も超燃費走行だったし、今回はレッドでもブラックでもタイムが良かったのも結果的に2ストップを可能にした感じ。
ただ、勝ったのは良いけど、スピンターンした時にグラベルにハマって亀の子になったのは頂けない(^^;) カッコ悪い。

ウィケンスは完走してしまえば上位陣に割って入れるポテンシャルはあるのに、どうも勝ちきれないなぁ。 それだけ期待以上の成績を残してるという事なんだけど、もはやルーキーだなんて誰も見てないから(笑)もう一歩壁を越えたいね。

残りは3戦。 最終戦はWポイントだけど、現状ギリギリでチャンピオンの可能性を残しているのはハンターレイまでか。 すでに自力チャンピオンの可能性を残してるのは居ない状況なんで、ディクソンは上位フィニッシュを続ける以上はチャンピオンは揺るがないか。
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