
ヨーロッパに戻ってきてへレスサーキットでの初戦はクラッチローが2年ぶりのPPを獲得。 サテライトチームに所属してるとはいえ、クラッチローのマシンはワークスと同じ最新型。 ワークスのマルケスやペドロサに負けないパフォーマンスを見せるクラッチローは素直に応援したくなります

しかしクラッチローはスタートに失敗(^^;) ロレンソがホールショットを奪って逃げの体制に入ります。

ロレンソはただ一人ソフトタイヤを履いてたんで、『どうせいつものように中盤からペース落ちて抜かれるんだろうな』と思いながら見てたけど、今回のロレンソは意外にも中盤までホンダ勢を抑えてましたね。 それでも最後までもたんだろうって予想は付いてましたがね。 ドゥカティに来てから序盤の数周だけは頑張るけど、そこから先が続かないパターンは毎度おなじみ。 ヤマハ時代はそのまま逃げ切る事が多かったけど、ドゥカティでは何か空回りに見えてしまう。

クラッチローやリンスがスピンアウトしていく中でトップ集団はホンダVSドゥカティのワークス勢の四つ巴に。 マルケスがロレンソのミスに乗じてトップに立った後もしばらくは差が付かないままだったけど、やっぱりソフトタイヤのタレが大きくなってきたのか徐々に引き離されていく3台。

そして何とロレンソ、ドヴィ、ペドロサの3台がクラッシュする大波乱の展開に

ロレンソが悪いとは思わないけど、結果が出ない焦りからなのか周りが全然見えてないんじゃないかなぁ・・・。 ペドロサは空いたスペースを普通にレコードライン走っただけだし、ロレンソはドヴィの動きしか見てないでアウトからインに寄せちゃった感じだし。
いずれにしてもこれでマルケスは楽勝モードになっちゃうし、この時点でランキングトップだったドヴィをリタイヤに追い込むしでロレンソの立場は更に悪くなったね。



3台のクラッシュが無かったとしてもマルケスは多分逃げ切れたとは思うけど、何かマルケスって持ってるよなぁってつくづく思う。 こないだのアゼルバジャンのハミルトン然りだけど、チャンピオン取れる人って強運にも恵まれてる。
それにしてもヤマハワークスは一向に光が見えないな。 ラッキーがあったにしてもサテライトのザルコが2位になってるのにロッシは5位だし、ビニャーレスはもっと下。 ザルコは16年型乗ってると思ってたけど、どうやら17年型みたいだし、そうなると去年ここで苦戦してたワークスの2人は一体何だったんだって話になるんですよねえ。
ただ、そのザルコは来年はKTMへの移籍が決定したんだとか・・。 え、アホか


まぁそれは置いといて、今回の波乱でチャンピオンシップはマルケスが頭一つ抜け出しちゃいました。 ただでさへ今年はホンダが調子良いのにリード許しちゃったら簡単には追いつかれないぞ~・・。 このまま独走状態になってしまうのか、次のレースは重要ですな。

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