フォーミュラEはシーズンの開幕が秋口からだから、油断してるとスケジュールをチェックし忘れちゃいますね

今年はジャガーがワークスチームとして参入してきたり、去年は旧型のパワートレインしか使用できなかったアンドレッティは今年はBMWと提携してと自動車メーカーの参入も増えてきました。 独自のパワートレインも2年目って事で熟成具合もどんな感じになってるのか興味深いとこかな。
で、初開催の香港の予選だけど、まあ大荒れだった


その結果、何とポールは去年独自のパワートレイン開発に失敗してロクな成績を残せなかったネクストEV勢が1,2

スタートでは1コーナーまでは順当にクリアしたものの、ロングストレートからの2コーナーのブレーキングでは後続が大混乱。

特にアプトアウディ勢はアプトが後方から突っ込まれてリアウィングを破損し、ここでの混乱でパニックブレーキになったとこで最後尾スタートのディ・グラッシも前のマシンに追突してフロントウィングを破損。 当然ながら2台ともにオレンジボールが出されて、いきなり開幕戦の戦いから脱落。

序盤、順調にトップを守っていたピケ。 レースは厳しいかなと思ってたけど意外と2位のバードに対して3秒のマージンを保ったまま。 ネクストEVも戦闘力あるのかなと思った矢先、ピケの前を走ってた周回遅れがシケインでクラッシュし、行き場のなくなったピケがストップした際にバードとブエミに抜かれてしまう不運(/ω\)

ここでSCが入ったけど、もうすぐレースも中盤に差し掛かろうっていうタイミングで、『バッテリーがもつならSC中にピットインした方が絶対得だろ』と思ったら・・。

2位を走ってたブエミやハイドフェルドらはピットイン


バードは数周引っ張ってピットインするも、クラッチが上手く繋がらずに発進が大幅に遅れてポイント圏外へ。 スピードがあっただけにもったいない。 でも普通に発進できたとしてもSC中に入った組の後ろだったから、やはり戦略としては失敗だったんじゃないかな。

トップ争いはブエミと2位にディ・グラッシ・・・えっ、何でここに居るの


今年から回生エネルギーが引き上げられてる事もあって、特にアウディ勢はエネルギーの持ちが良いのかもしれないね。 去年だったら19周目じゃいくらSCあっても最後まで持たなかったろうけど、今年はそういう意味でも多少の戦略の幅を持たせることも可能なのかも。 それにしてもギャンブルしかけたところはさすがトップチーム。

ピットインを引っ張った組ではアンドレッティ勢のダ・コスタとフラインスが猛烈な勢いで追い上げてきてたけど、やはりSC中にピットインしてたトップ勢を脅かすまでにはいたらず。 でも今年のアンドレッティは独自のパワートレインも上手く開発できたようで、戦闘力は大幅にアップできたみたいだし、優勝戦線にこの先絡んでくるだろうな。

ブエミは上手く電費ももたせてスタートダッシュに成功。 まあ作戦もハマったのはチームメートのプロストも4位に入った事で証明されてるね。 ディ・グラッシは電費が厳しかったハズでスパート掛ける程の余裕はなかったろうけど、あの展開で2位はむしろ大健闘でしょう。 アウディ勢の強気の戦略がもたらした結果だね。
逆にちょっと気になったのがネクストEV。 もしかして電費の消費が他のチームよりも激しいのかなぁ。 ターベイは何とかポイントにこぎつけたけど、ピケはずるずると後退したところを見るとまだまだ開発の余地ありそう。


開幕戦はSCの絡みもあっただけに結果通りの戦力差があるようには感じなかったかな。 確実に去年よりも接戦になるだろうし、面白いシーズンになりそうな予感がします。
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