フォーミュラE第１３，14戦 ロンドン

　前戦でバンドーンが頭一つ抜けた形のタイトル争い。　ロンドンラウンドもWヘッダーで、去年激しいバトルがあった室内と室外の組み合わせのサーキットです。　レース前とかは有名歌手のライブを開催したりと、最近のフォーミュラEはエンタメにもかなり力入れてます。　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　13戦は地元のデニスが今シーズン初ポールから決勝でも圧勝。　予選でバンドーンを圧倒したアタックもさることながら、スピードに余裕があるからこそできる電費コントロールも完璧。　

　バンドーンは手堅く2位をゲットしてポイントをさらに上乗せする事に成功したものの、ベルニュとモルタラは痛恨のノーポイント　特にベルニュは3戦連続の０行進で、正直もうタイトル争いからは脱落かな。　少なくとも自力で逆転タイトル取るのはもう不可能ですからね。　エバンスは予選後方からよく盛り返して6位を取れたなと。　モルタラに代わってランク2番手に上がりました。　

　　　　　　　　　　　　　　　

　14戦はまたしてもデニスがPPを取って連勝を狙ったものの、このレースでは予選2番手のディ・グラッシが決勝ではやり返してチーム移籍してから初優勝を達成。　タイトル争いをしているチームメートのモルタラに対してちょっと印象が薄い今シーズンだったけど、終盤戦に来てようやく実力を発揮してきた感じでしょうか。　これまでずっとアウディ一筋だったから、移籍したチームに馴染むのに時間が掛かったというのもあるでしょうけどね。　

　　　　　　　　　　　　　　

　そしてタイトル争いの方だけど、バンドーンが予選での失敗から挽回して4位まで盛り返してきた一方で、ランク２，３，４位のエバンス、モルタラ、ベルニュは揃ってノーポイント。　エバンスはそれまでバンドーンの前を先行していたというのにマシントラブルというまさかの結末。　

　残り2戦を残してほぼバンドーンの初タイトルは確定したかなぁ。　メルセデスは今シーズン限りでの撤退を決めてるけど、去年のデ・フリースも含めて2年連続タイトルを獲って勝ち逃げをいう完璧な締めくくりになりそうですね。　エバンスとモルタラは首の皮一枚繋がった状態だけど、果たして一矢報いることはできるのか。　

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