
ワールドスーパーバイク開幕戦 フィリップアイランド
|Posted:2017/02/28 21:27|Category : 未分類|

WSB2017シーズン開幕

そして開幕戦のPPはそのレイ。 幸先の良いスタート切りました。 ただ、予選ではレイとサイクスのカワサキ勢、そして対抗馬のデイビスとメランドリのドゥカティ勢の4台が接近戦。 この4台が軸になってシーズンを引っ張っていきそうです。 特にドゥカティは去年まではデイビスの孤軍奮闘だっただけに、メランドリの加入はレースがまた面白くなりそう。


スタートはドゥカティ2台が猛ダッシュで1,2体制を築いたものの、すぐさまカワサキ勢が反撃。 このままやりあってレースは進むかと思いきや、意外にもレイはそのまま後続を引き離すような展開には持ち込めずにズラッと隊列を引き連れたままで進んでいきます。 去年までだと割と早い段階で後続は遅れていってたけど、開幕戦に限ってはこれまでと違った展開ですね。

その中でも特に印象深かったのはヤマハのロウズ。 隙あらば攻撃的に抜きに掛かってトップ4を引っ掻き回します。 いやぁ・・こういう展開を待ってたんだよね




レースは中盤でメランドリがコース外に飛び出してしまったのが勿体無かったけど、終盤は去年のトップ3が飛び出してレイが僅差でレース1を優勝で飾りました。 やっぱレイは抑えるところをしっかり抑えてくるねぇ。

そして翌日のレース2。 今年からレース2はグリッドポジションが変更になって、レース1のトップ3がそれぞれ7、8、9番グリッド。
そしてレース1の4~9位のライダーが3つずつポジションが上がった位置でのスタートになるようです。 つまりレース2のPPは前日4位だったロウズ。
この変更は面白いとは思うけど、何となくこれってサイクスには不利じゃないかなぁという直感がしたんですよね・・。 そして正にその通りのレース展開になっていきました。

いつも追い上げ型のレイとかデイビスは多少グリッドが下がったところでレース序盤からするするとポジションを回復していきます。 しかし先行逃げ切り型のサイクスはいったん埋もれてしまうとなかなかポジション回復までに時間掛かって、そうしている内にタイヤを使い切ってしまうパターンに陥っちゃうんですよね。


そしてレース2ではレイに襲い掛かるのは3台のドゥカティ勢とここでも搔きまわすヤマハのロウズ。 ドゥカティのセミワークスチームのフォーレスもすごく良い走りしてますねぇ。 去年型のドゥカティも戦闘力あるし、充分上位を走れるポテンシャルを発揮。


レースはやはり最後の最後まで接戦になったもののレイが僅差で連勝。 やっぱりこのコースはファイナルラップの1コーナーで先頭になった方が勝つというレイの作戦通りの展開でしたね。 しかしサイクスはじり貧だったなぁ・・・この分だとレース2はサイクスはこの先も厳しい展開が待ってるかもしれませんね。 今年は去年以上に接戦になりそうだし。


レイは開幕ダッシュに成功したとはいえ、今年は簡単には勝たせてもらえないレースが続きそうですね。 それにしてもたった9回のPPで40勝目とは・・。 本当にこの人のレース巧者ぶりは何かと勉強になります。
第2戦は2週間後のタイラウンド。 サーキットレイアウトはいかにもドゥカティ向きだから、レイは彼らにどう対抗していくのか見ものですね。
スポンサーサイト
|コメント : 0||
