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インディカー第14戦 ポコノ

前戦ポールtoウィンを達成してシーズン4勝目を挙げ、初タイトルに視界良好のパジェノー。 すでにランク2位のパワーとは53ポイント差って事でこのまま突っ走っちゃうかなと思いきや、ポコノでは予選からペンスキー勢は珍しく振るわない結果に。 パジェノーってこれまでオーバルコースで勝った事なかったんですね。 そういう意味ではここではできるだけ上位でフィニッシュできれば御の字かなといったとこでしょうか。
ポコノのコースは楕円形。 アクセル全開だけでは攻略できなさそうないやらしいレイアウトですね。

PPはキャリア初のアレシン。 前戦運に見放されて初優勝逃しちゃったんだよね(^^;) ここ2戦調子が良さそうなのはチームメートのヒンチクリフも上位に来てることからも伺えます。 そして琢磨も予選3位と好調。 ただ、日曜が雨でレースが翌日に流れたらしくて月曜日にぶっつけでレースって事で、セッティング変更が裏目に出なきゃいいけどと心配も・・。 余計なお世話なんだけど、何だか琢磨だから何かありそうなんですよね


そしたら3周目にいきなり琢磨はクラッシュですよ(^^;) トップのアレシンと2位のニューガーデンのペースについていけ無さそうに見えたんで、飛ばさなきゃとか思った矢先にいきなりリアからスピン状態になって、あっという間のクラッシュでした。 セッティング変更大失敗だったんですかねぇ。 どうもエンジニアリング面での弱さは相変わらずなのかなぁ。

いつもだとペンスキー勢やガナッシ勢が絡むトップ集団。 でも今回はどっちかっていうと2強は脇役で、これはこれで新鮮。

そんな中で圧倒的に速かったのが予選走らず最後尾からスタートしたハンターレイ。 セッティングが決まってるのかコーナー脱出スピードが他のマシンがまるで止まってるかのように差があります。

あっという間にトップ集団に追いついた後は燃費の事も考えてスティントの前半はスリップにつく作戦。 いやいや、これはもう何もなきゃハンターレイの圧勝なんじゃねと思いましたね。 それくらい今回のハンターレイは神懸ってた。

64周目にピットで多重クラッシュが発生。 ロッシ、キンボール、カストロネベスが絡んでました。 トップ集団に居たのに何とも勿体ない・・一体何が原因なのかというと・・。

別角度。 ロッシのマシンが外側のキンボールと当たった反動でカストロネベスのマシンに見事に乗り上げてテイクオフ

これはロッシがピットアウトする際にピットインしてきたキンボールが右斜め前に居たにも関わらず加速して当たったのが原因。 視界には入ってたハズで、無線でも連絡いってたからこれはロッシが悪いね。 カストロネベスはとんだとばっちりを受けてリタイヤしてしまうも、ケガが無かったのは不幸中の幸いでした。 ヘタしたら頭に当たってたかもしれないし。

レース後半、何とランキングトップのパジェノーがクラッシュ


そしてあろうことかハンターレイのマシンに突如トラブルが。 いきなり電源がカットしたそうでピットに向かうもピットロード走行中に復活して再びコースへ。 だけどその時点でラップ遅れにされてしまい万事休す。 しかしこの後、180周目のSC後にリードラップに戻ってから猛烈な追い上げを見せて3位にまで挽回してしまうんですがね。 この日は本当ならハンターレイの物になるハズだったのにレースは本当に分からないもんです。

レースは終盤アレシンとどこから湧いて出たのかいつの間にかトップに居たパワーの争いに。 心情的には初優勝の掛かるアレシンに頑張ってほしかったけど、パワーのスパートに最後は根負けした形ですかね。


パジェノーがリタイヤしたこのタイミングでパワーも今季4勝目。 ポイントスタンディング出なかったけど、一気に20ポイントくらいの差に急接近。 多分3位のディクソンもポイントを詰めたハズで、去年の最終戦の事もあるしちょっと分からなくなってきました。
そして今週末は雨で流れたテキサスラウンドの再レース。 パジェノーはここで踏ん張りたいところだけど、流れはちょっとパワーに来てる感じがするなぁ。
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