|Posted:2021/06/22 20:00|Category :
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モナコ、バクーでの市街地の連戦ではいずれもレッドブルが勝利してメルセデスをリードする形で通常サーキットに戻ってきました。 もちろんメルセデスが復調してくるのは予想できるけど、そこにレッドブルがどう対抗していくか。
予選はマックスが開幕戦以来のPPを決めました。 マックス、ハミルトン、ボッタス、ぺレスと2強がしっかり2列目までを占めた格好。 2強の4台が序盤から戦うシーンはまだ今シーズン無かったんで、戦略含めてどうなるかね。 フェラーリ勢はサインツ5位、ルクレール7位とまずまず。 通常サーキットに戻っても中団トップを争う力は維持できてるようだ。 角田くんはフリー走行でせっかく良い位置につけそうだったのに、肝心の予選でいきなりクラッシュして最後尾。 おいおい、これで何度目よ・・・

そろそろレッドブルが交代とか言い出してしまうぞ。

スタートはマックスがしっかり決めた・・・と思ったけど、1コーナーで風の影響かコースアウト

あっさりハミルトンに首位を明け渡してしまいました。 本当だったらスタートからマージンを築いていきたかったろうけど、なかなか上手くはいかないな。

このポールリカールってサーキットはミストラルストレートって超ロングストレートがあるのに、途中でシケインっぽいコーナー作っちゃったのが全て台無しにしてるよ・・。 そのせいでなかなかオーバーテイクも難しいコースだけど、リカルドはアロンソがタイヤに苦しみだしたタイミングでしっかりオーバーテイクを決めました

タイヤの差を利用して仕掛けるしか手はないかもしれない。

マックスはアンダーカットを仕掛けてハミルトンからトップを奪う事に成功。 実際は3番手のボッタスが先にアンダーカットを仕掛けてそのカバーに入っただけなんだけど、アウトラップがとても速くてハミルトンはカバーに行くもギリギリ間に合わず。
この後ハードタイヤで最後まで行くのかと思いきや、マックスは2度目のタイヤ交換を敢行。 自らトップのポジションを捨ててでも敢えてタイヤ交換する事を選択したんですね。 スペインGPの時はハミルトンにこの戦略をやられて残り数周で逆転負けを食らっただけに、マックスはリスクを取ってでも勝ちに行こうって事でしょう。 逆にタイヤの使い方が上手いペレスは最初のピットインを引っ張った上での1ストップ戦略を遂行。 こういう事ができるのは今のレッドブルの強みかな。

マックスは残り2周でハミルトンを攻略する事に成功し、今季3勝目。 そしてぺレスも終盤でボッタスを攻略して3位に上がった事でレッドブルはメルセデスとの差をさらに広げる事にも成功。
フェラーリは予選の好調さが何だったのかって言いたくなるような絶不調で2台とも無得点。 タイヤのエア圧が高く設定されたことによる影響らしいけど、この問題・・・多分簡単には解決しないと思う。 この先レースで苦労するハメになるのか

角田くんも最後尾からじゃ結局13位が精一杯。 普通に予選走ってりゃポイントは簡単に取れたろうに、自分のミスでレースを台無しにしてるんだから。 強気なメンタルが悪い方向に行っちゃってばかりの前半戦だったな。

マックスとハミルトンの戦いは一進一退。 もし夏場に強いハミルトンの勢いを削ぐことができれば充分マックスの初タイトルの可能性は出てくると思う。 そして暑い時期となるとペレスの存在がキーになると見てます。 ボッタスはタイヤ持たせる事に関しては一番下手くそなんで、レッドブルはコンストラクターズはメルセデスから充分奪い取る事ができるのではないかな。
次戦はオーストリアでの2連戦。 レッドブルにとってみれば地元レースで、ここもレッドブルとメルセデスの激しい戦いになるでしょうね。 今回よりは追い抜きもしやすいサーキットだし、レース戦略がどうなるか見もの。

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