スーパーフォーミュラ第6戦 鈴鹿②

　前日はマシントラブルやクラッシュ続出で荒れた展開になったレース①。　レース②に関して言うと予選が前日と顔ぶれがガラッと変わりました。　てっきり好調の山本がそのまま連続PP行くかと思ってたのに、キャシディがコースレコードを更新してPPを獲得。　山本は4番手に留まったけど、平川と野尻は予選アタックをミスってそれぞれ14位、17位とかなり厳しい状況になってきました。　

　　　　　　　　　　　　　　

　スタートはキャシディがホールショットを奪って2番グリッドの大湯がその後ろ、山本はせっかく予選3位の右京くんがエンジン交換でグリッドを下げたにも関わらず、スタートでチームメートの福住に先行されて4番手。　

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　

　３周目、早くもシケインで事故が起こってSC。　ずいぶん激しいクラッシュだったけど、フェネストラズは可夢偉とぶつかったのかなぁ・・。　映像無かったけど可夢偉もリアタイヤをおかしくしてピットインしてたし。　そしてそのSC中に何と山本がマシントラブルを起こしてリタイヤ　

　　　　　　　　　　　　　　

　レースが再開してリードを広げた始めたキャシディだったけど、９周目にまさかのエンジンブロー　ここ勝てばランキングトップに躍り出るハズだったのに、このリタイヤは痛過ぎる　ランキング上位が一気に２人も消えた。　そしてこれでまたSC。　１０周目に入ったところでほとんどのマシンがピットイン。　

　　　　　　　　　　　　　　　

　混乱のレースはまだまだ続く。　今度は１９周目に国本が単独スピンしてリタイヤし、１０周目のSC時にピットインしなかった上位３人はここでピットイン。　残り８周で大湯、福住、関口の上位３人という並び。　平川はこの時点で７位まで追い上げてきました。　もう捨てレースを作れないからできるだけポイントをここで稼いでおきたい。　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　最後まで食い下がった福住だったけど、大湯がどうにか粘ってルーキーシーズンでの初優勝を達成　色々やらかしちゃう事も多かったけど、その分優勝の喜びも一入よなぁ。　F3戦ってた時はそこそこ速いくらいという印象でしかなかったけど、SFにちゃんと適応してみせたね。　おめでとうさん。　

　　　　　　　　　　　　　　　

　さて・・・これでチャンピオン争いは平川が山本とポイントで並んだ。　この２人は２戦ノーポイントなんで、最終戦はポイント圏内に入ればそのままそのポイントは加算される状況。

　野尻とキャシディはここまで全戦ポイント取ってるから、現時点の捨てポイを引くと野尻は実際は43ポイントのランク３位。　キャシディは４２ポイントのランク4位。　なのでこの2人は最終戦で勝っても山本と平川が表彰台フィニッシュでは逆転タイトルは取れないという事やね（1位２０pt、2位15pt、3位１０pt）。　予選トップ３のポイントがとても重要になってくるという事かな。　

　今年は若いドライバーも多く参入してきたから荒れる展開も増えてきたような気がする。　最終戦も寒そうな富士だからきっと何かが起こりそうだね。　後味の悪い結末にならない事を祈るよ。　

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