|Posted:2020/09/29 20:00|Category :
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先週ル・マン24時間レースに参戦してたドライバーが多かったせいで、今回の岡山ラウンドに参戦できないドライバーが結構多いですね。 コロナの影響で2週間は入国しても待機期間があるからだけど、その分若手ドライバーにチャンスがもらえるというのは有意義な事ですな。 右京くんが継続参戦できたのも嬉しいが(っていうかこのまま全戦戦ったら

)、メーカーの枠を超えて今回日産系の高星くんがホンダ系のチームから参戦してくれたのはすごく良い事です。
ちなみに今回の岡山のコースはとにかく抜きどころの少ないレイアウトなので、おまけに今年のレギュレーションで基本タイヤ交換も無いとくれば、予選順位とスタートでほぼレースは決したも同然・・・・と、ここまではレース前に書いたんですが、ノーピットが余程レースをつまらなくしたのを運営側も考慮したのか、今回からレース途中で1回のタイヤ交換を義務付けになりました

やっぱさぁ・・そういう戦略的な要素も含めてレースだからね。 タイヤ労わるだけの行進レースなんてレースじゃないよ。
そんな中でPP取ったのは開幕戦に続き平川でした

それ以上に素晴らしかったのはスポット参戦の宮田くんが2番手に飛び込んだこと。 エースのキャシディが11番手に沈んだのと比べるととんでもないパフォーマンスを見せたと思う。

レースはスタートから大荒れ。 ポールの平川は今回も抜群のスタートを切ったものの、2番手の宮田くんはスタートに失敗。 ところが2位に上がった牧野が後ろからチームメートの大湯に追突されて1コーナーでスピンし、アウト側に居たフェネストラズも巻き込まれる形に。 大湯は出遅れた宮田くんを抜こうとブレーキング遅らせ過ぎて追突とかやっちまったな

これでいきなりのSC。

8周目にようやくリスタート。 10周目にタイヤ交換のウィンドウが明けると、5番手の山本を先頭に何台かピットイン。 山本は当然アンダーカット狙いだよね。 SCで集団が詰まった状態だったから、コースに戻っても前は開けてるんだから。 でも前に居る連中はすぐにカバーに入ってピットインを敢行。

そして13周目。 2周遅れでピットインした平川の真後ろに1周前にピットインしていた坪井が迫って、バックストレートでオーバーテイクに成功

オーバーテイクシステムを上手く使って一気にアウトからまくりました。 何かこのオーバーテイクシステムは1回使うと切れた翌周は使えないらしく、平川はピットインラップでそれを使用していた為にピットアウト直後に使用できなくて抵抗しようがなかったんですね。 逆に坪井は1回きりのチャンスをしっかりモノにしたのかなと。

逆にピットストップを引っ張った石浦はトップに立った後、じわじわと実質トップの坪井とのマージンを広げに掛かる。 解説陣は40秒あればって言ってるけど、そんなに必要か(;^ω^)? もちろんマージンが広がってる内はピットインする必要は無いわけで、無線でやり取りはしてるハズ。

その石浦は28周目にピットイン。 コースに戻ると・・・・坪井の目の前で戻ったものの、バックストレートで抜かれました。 疑問だったのは数周前から差が詰まった時にどうしてピットインしなかったんだろう。 ピットからは常にタイム差は伝えてたハズで、3周早く入っていれば楽にトップをキープできたハズ。 どっちの判断で引っ張ったのか知らんけど、明らかに戦略ミスだと思う。 みすみす勝てるレースを落としたなって印象。

ニュータイヤの石浦が激しくチャージする場面もあったものの、坪井はしっかりブロックして抜かさせず、そのまま坪井が初優勝

坪井は午前中の予選Q3でクラッシュしちゃってたから、チームには最高のプレゼントになったでしょうね。 チームとしても1,2フィニッシュと戦略とドライバーの奮闘が光りました。
キャシディは予選11位から残り2周までピットインを引っ張った戦略が成功して3位フィニッシュ。 この人も予選より決勝で挽回してくるね。 終盤にベストラップを刻むなどタイヤマネージメントが本当に上手い。
スポット参戦組は結局誰もポイントに届かず。 予選はともかくレースになると経験の差が出てしまうのは仕方ないとこなのかな。

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