|Posted:2020/02/18 20:00|Category :
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3月の中国GPが正式に中止になったフォーミュラEですが、今月は2戦開催されます。 第4戦はF1でもお馴染みのメキシコシティ。 今年は最終コーナー手前の危険なシケインを排除してより高速コース化したんで、より激しいバトルが展開されそうで楽しみです。 今回アタックモードの使用義務が3回に上げられたのは意図的なんだろうな。 バトルを増やして戦略的にも難しく、そして面白くさせようって事なんでしょう。

ちなみに3戦終了して4戦目の予選が終わった時点でのランキングはこちら。 あ・・何かちょっと見ずらいな

去年までレース後にランキング発表されてたのに今年は無いんでとても分かりづらいです。
優勝こそまだ無いけど安定して上位フィニッシュを続けているメルセデスのバンドーンがトップ。 で、開幕3戦で勝ち星を挙げたシムス、バード、ギュンターを続いて、2年連続チャンピオンのベルニュはまだ4ポイント。
PPはロッテラーが取りました。 こちらもまだ勝ち星ないけどポルシェワークスとしても初勝利なるか。

スタート。 PPのロッテラーはダッシュに失敗してエバンスに並ばれます。 完全にイン取られてるのに何を焦ったのかロッテラーは強引にアウトから被せようとしてエバンスと接触して弾き飛ばされ、さらに4番手までドロップ。 いやいや・・あそこは引かなきゃダメだろ(;^ω^)

1コーナーはものすごくタイトな上にコース外れたら壁に一直線。 2周目には早くも1コーナーでクラッシュがあってSC入ったし、ここはあまり無理しちゃいけないポイントですな。

レース再開してすぐ、ロッテラーが他車との接触でパーツを壊して後退。 何かロッテラーはせっかくスピードあるのにとにかく荒いんだよなぁ・・。 ベテランらしからぬ落ち着きの無さよ(苦笑)

逆に若さが出ちゃったのがデ・フリーズ。 5番手争いでダ・コスタがアタックモードで急激に迫る中、ホームストレートでかなり厳しい幅寄せ。 しかしそっちに気を取られてブレーキングポイントを誤り、前方アウト側に居たフラインスを巻き込む形で接触。 デ・フリーズは復帰できずにリタイヤ。 フラインスにとっては自分は何も悪くないのに巻き込まれるとかたまったもんじゃない

今年チーム内でギクシャクしそうな予感がするのはテチータ勢。 ベルニュとダ・コスタは実力伯仲してていつも編隊走行してる感じなんだけど、レース中に何度もチームオーダーして抜かせるシーンがありました。
要は後ろのドライバーが先にアタックモード使っちゃってるからそういう事になるんだけど、何か無駄なことしてるなぁって印象しか持ちませんでしたね。 無駄なロス避けて前を追うなら、前に居たドライバーが先にアタックモード使わせるようにしないと戦略もへったくれも無い。 今回のテチータはちぐはぐだったな。 この先も両ドライバーの扱いに苦労していく気がする。 小手先の戦略は逆効果になったりするのもレースのあるあるですな。

それにしても今回のレースは・・レースもか。 荒れました。 トップを追ってたバードは単独クラッシュで勝負権を失い、地味ながらもしっかり上位に浮上してきたバンドーンもまさかの接触で脱落。 F1じゃなかなかお目に掛かれない荒れた展開がフォーミュラEだとよく見られます。

そんな中、スタートでトップに立ったエバンスだけは最後まで何も起こらず圧勝で今シーズン初優勝。 序盤ブエミが後続を抑え込んだことでギャップができ、エバンスも今回は前回の轍を踏まないようにしっかりマネージメントしきりました。

エバンスと連続2位フィニッシュのダ・コスタはこれで一気にランキングトップ争い付近まで浮上したんじゃないかな。 シムスも予選後方から追い上げてきて5位なんで、この3人の誰かがトップって感じになりそうかな。
今年もここまで毎戦勝者が違うという運営側もニンマリの展開でしょうね。 第5戦は2週間後のマラケシュという事で、こことすこぶる相性の良いハズのマヒンドラ勢の奮起を期待しようかな。 そろそろウェーレインの初優勝など見てみたいとこです。

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