
F1第20戦 ブラジル
|Posted:2019/11/24 20:00|Category : 未分類|

90年代以前は今ほどマシンの信頼性も高くなかったんで年に何回かは大荒れのレースってのがあったけど、最近はほとんどそういう事もなく何か安心してレースを見てしまう自分が居ます。 いつトラブるんだか分からない緊張感ってのが今のF1(まぁF1に限った話じゃないけど・・)には足りないかなぁ。
しかし今回のブラジルGPは違う意味で大荒れのレースでした



序盤はPPのマックスを先頭に落ち着いたレースでした。 エンジン交換で14番グリッドから追い上げないといけなかったルクレールは10周もしない内に6番手まで上がってきて、タイヤ戦略の違いを利用してもっと上を狙えそうな感じ。 しかしレース終盤に差し掛かってボッタスがオイル漏れでコース上にマシンを止めてSCが出るとガラッと展開が変わりました。

その口火を切ったのがフェラーリ勢の同士討ち。 1コーナーでルクレールがベッテルを抜いたんですが、直後のバックストレートでベッテルがDRSを使って反撃した際に接触。 ルクレールはタイヤバーストでベッテルもサスペンショントラブルでフェラーリ全滅

DRS使って速度差あんだから真っ直ぐ走ればいいものを、何故かルクレールに寄せていくベッテル。 どう考えてもベッテルのせい。 ルクレールも避けれたかもしれないけど、普通抜きに掛かる方が寄せるアクションなんて取らないよ。 本当に4回もチャンピオン取ったのか


そして次はアルボンVSハミルトン。 ハミルトンはフェラーリ勢のクラッシュでSCが入った際にピットインしてタイヤ交換したんですが、その間にアルボンとガスリーに先行された状態でリスタート。 ガスリーはすぐに抜いたものの、アルボンに不用意に仕掛けてスピンさせてしまうんですねぇ。 アルボンもまさかここでは仕掛けてこないだろうって感じにインを開けてしまってたんだけど、ハミルトンは横に並ぶまでにはいけてなかった。
ハミルトン、完全に自分の過失だって認めてアルボンに謝ってましたね。 アルボンはこれでF1初表彰台はおあずけ。 でも豪快にベッテルを抜いたりと来年の活躍が期待できるレース運びだったかなと。

そしてファイナルラップのガスリーVSハミルトン。 アルボンをスピンさせて失速したハミルトンの横をすり抜けたガスリーとの最終コーナーからホームストレートに掛けてのサイド・バイ・サイドのバトル。 非常に接近してたけど、ホンダパワーがメルセデスを抑えきったのはすごかった。 ガスリーはこれがF1初表彰台でトロロッソ・ホンダにとっても今季2度目。 トロロッソは去年からホンダと組んでるわけで、これはチームも大喜びでしょう。 ガスリーもレッドブルでは振るわなかったけど、出戻ってから非常に調子が良いのがね(;^ω^)


上位陣が総崩れする中、マックスだけは順調に今季3勝目。 こういう荒れたレースをきっちりモノにする力がマックスにはありますな。 そしてハミルトンがペナルティーで降格になった為、サインツがF1初表彰台を獲得

サインツは予選をトラブルで走れなかったんでドンケツからスタートして3位なんだから本当に大したもの。 不振の続くマクラーレンに移籍してきて、『この子は力的にはマックスに劣らないのになぁ・・可哀想に』って思ってたんだけど、今や中団チームのトップにまで押し上げてきたからなぁ。
年に何回かはこういう荒れたレースがあってもいい。 トラブルとかクラッシュ絡みじゃなくて、純粋な競争力でトップと中団が接近してくれればそれが一番良いんだけどね。


スポンサーサイト
|コメント : 0||
