
インディカー第12戦 ミッドオハイオ
|Posted:2019/08/04 20:00|Category : 未分類|

今回も予選を席捲したペンスキー勢。 まだ今シーズン勝ちのないパワーがPPを取って、チャンピオン争いに残る為にもそろそろここで勝ち星を挙げたいところか。 フェリックスはロードコースに戻ってきて調子が良く、予選は6番手。 ディクソン共々レースは上位勢ではブラックタイヤをチョイスしてレースに臨みます。

レース序盤を見る限りではレッドタイヤは持ちが良く無さそうだったねぇ。 上位陣ではニューガーデンやパジェノー達が3ストップを見越して早めのピットインを慣行する中、パワーは2ストップ狙い



28周目にフェリックスがピットインした後、翌周にはパワーとディクソンも同時ピットイン。 このスティントでパワーの前に出ておきたいディクソンはパワーを攻め立てるものの、今度はパワーも激しく抵抗。 フェリックスとのバトルをディクソンは真後ろで見てたから同じやり方で攻めようとしたんだろうけど、『おいおい、そんな際どい閉め方あり~


パワーは結局燃料ではなくペースで苦しんだことで3ストップに切り替えたし、先行してたフェリックスも2スティント目のレッドタイヤを早々に捨てて3ストップに切り替えた。 フェリックスに関しては最初ディクソンに勝たせる為のチームオーダーを疑ったんだけど、これまでのレースでもタイヤの扱いに関して苦戦してたところを見てるだけに、フィリックスが一番速く走れる戦略を取ったんだろうなっていうのは理解できましたね。

その3ストップ組でトップだったのはニューガーデンだったけど、2度目のピットストップで給油トラブルで大幅タイムロス。 これが無かったら勝ってたのはニューガーデンだったかもしれない。 このロスがあっても終盤4位まで追い上げてたんだから、さすがだなと。

一方のパワーはコース上で再びフェリックスにぶち抜かれて完全に意気消沈。 3コーナーに渡ってのサイド・バイ・サイドのバトルは非常に見ごたえがあったけど、どっちもフェアだった。

2ストップ戦略を取った事でディクソンの楽勝かと思いきや、何故かレッドタイヤで最後のスティントに臨んでいたディクソンは終盤一気にペースダウン。 そこにフェリックスが猛追するもそこには周回遅れの大集団


それでも何とかファイナルラップにディクソンの真後ろに迫ったフェリックスがバトルを仕掛けるすぐ後ろでニューガーデンがまさかのコースアウト



ちょっと接触する場面はあったものの、ディクソンVSフェリックスのチームメート同士のバトルは非常にフェアだった。 チームもオーダー出さずによくバトルを許したなと思う。 周回遅れの集団が居なければもっと早い段階でディクソンに追いついて抜けただろうけど、そういう運を引き寄せるのがディクソンの強さなんだよね。

とはいえフェリックスにとってはようやく掴んだ初表彰台。 今回は課題のレースペースもすこぶる良かったし、タイヤの使い方もコツを掴んできた感じがする。 バトルも思い切りが良かったけど、強いて言うならやはりレッドタイヤでのマネージメントなのかな。
本来ならフェリックスも2ストップだったら余裕で勝てた展開だった事を考えると、まだまだディクソンに及ばない点を改善して行くことでフェリックスのレースの結果ももっと安定して上位を狙えるようになるんじゃないかと。

ニューガーデンがポカやらかした事で上位4人の差がグッと詰まる事に。 フェリックスも今回の2位でもしかしたらハンターレイ辺りのシリーズ6位も射程に捉えてきたかな。


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