
フォーミュラE第4戦 メキシコシティ(メキシコ)
|Posted:2019/02/17 20:00|Category : 未分類|

フォーミュラEは最後の最後まで何が起こるか分からない。 このレースに否定的な声もまだまだあるけど、純粋にレースとして見た時にF1よりも緊張感あって面白い。 今年はローゼンクビストがインディカーに行っちゃった事もあってちょっと興味が失せかけてたんだけども、このレースは久々にハラハラさせてもらいましたよ

さて、PPはウェーレインが取ったけど、予選スーパーポールでのアタックは凄かった。 実は去年ここでポール取ったローゼンクビストも第3セクターのシケインで大きくタイムを稼いだけど、ウェーレインのアタックも正にそこでコンマ3突き放す圧巻の走り。 前回はバッテリーのトラブルで2位に終わったんで、今回こそという気持ちはスタート直後にディ・グラッシに寄せていったところからも感じましたね。 それ以上に予選4位から1コーナーでディ・グラッシのインに捻じ込んだ日産のローランドもすごかった。


レースはまだ序盤の段階でピケがベルニュに乗り上げて大クラッシュ。 これでレースは赤旗中断に。 どうもピケってこういうつまんないミスが目立つ気がするんだけど、今回の事故に関してもベルニュは最初からブロックラインで走ってたところに後ろから突っ込んだからね・・。

中断後はSC先導からのリスタートになったけど、当然のようにほぼ全員がアタックモードを使用。 しかしSCがまだピットに引っ込む前からアタックモードを使用するポカをやらかした人がチラホラ・・。 こういうのって無線で連絡来ないのか

ただ、今回のメキシコシティはロングストレートがなく、アタックモードを使ったからといってもオーバーテイクがすごく難しい。 並びかけるのが精一杯というシーンが多かった。

そんな中、トップ争いが動いたのは残り5周辺りから。 この時の上位争いはウェーレイン、ローランド、ディ・グラッシ、ブエミ、ダ・コスタの5台。 まずダ・コスタが最後のアタックモードを使用して、それを見たディ・グラッシとブエミが翌周。 ローランドがさらにその翌周にアタックモードを使用したんですが、その時にラインを外して立て直そうとした隙をディ・グラッシが見事に差して2位に浮上。 今回のアタックモード使用ラインがインフィールドヘアピンの内側という事で、すごくタイトに曲がらないといけないし、ローランドはちょっと慌てちゃいましたかね


そしてウェーレインに追いつき激しく仕掛けようとするディ・グラッシ。 しかしウェーレインも冷静にブロックして隙を見せない。 初優勝をグッと引き寄せたかという感じだったけど、レースの勝敗を左右したのは電費でした。 ファイナルラップに入ってバッテリーの尽きた日産のローランドとブエミが揃って失速。 残り1%になった状態で必死にディフェンスしてたウェーレインだったけど・・・。

とうとう最終コーナー回ったところで0になってしまい、フィニッシュライン直前でディ・グラッシが抜き去るという劇的な大逆転勝利という結末でした。


さすがのディ・グラッシもへたり込んでしまうくらいの激闘。 新しいマシンになってちょっと元気がなかったアウディ勢だったけど、ようやくここで今季初優勝を飾ることができました。 勝因は序盤無理をしないで電費を稼いでいたディ・グラッシの作戦勝ちだったかな。 ウェーレインは2位フィニッシュしたものの、ファイナルラップの攻防でシケインをショートカットしてしまった事で5秒ペナルティ。 まあこれは仕方ないか(;^ω^)


4戦終わって4人のウィナーと正に激戦。 開幕戦見た感じじゃ今年もベルニュだなと思ってたんだけど、そのベルニュは今回もピケに乗り上げられたりエバンスにはスピンさせられたりと完全に運に見放されてる状態。 ここにきてテチータ勢のペースも何か鈍ってきてるように感じるし、こうなると今年はちょっとチャンピオン争いが読めなくなるかもな。 ダンブロシオが意外と今回も4位と粘ってポイント稼いだからね・・・すぐにトップを明け渡すなんて言ってゴメンナサイ(笑)

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