
フォーミュラE 第2戦マラケシュ
|Posted:2019/01/13 20:00|Category : 未分類|

新生フォーミュラEは年をまたいで第2戦のマラケシュにやってきました。 いやぁ・・予選から本当に僅差で熱い戦いだった。 ただテチータとBMWがやはりここでも上位に顔を出してきて好調さが伺えます。 反対に今季から参戦してきたメルセデス勢はマシントラブルとかもあってどうも波に乗れない感じ。 まあいきなり活躍できてたまるかって感じでしょうが。 PPはバードが取りました。

レースはいきなり荒れそうな予感。 PPのバードが無難にスタートを切って1コーナーに入ろうというところで、1車身以上も離れてたところからいきなりベルニュがインに差し込もうとして結果スピン。 いやいや、調子に乗り過ぎだろ(^^;) どう考えても無理だし。 これでベルニュは一気に最後尾へ。 しかしテチータの戦闘力はレースでこそ強さを発揮するから、絶対に追い上げてくるハズ。

序盤はバードがリードする後ろでしっかり編隊走行のBMW勢。 ダ・コスタはもちろんシムスもしっかりついていきます。 シムスって誰よ


今回は解説陣のトンチンカンなコメントにイラっとした事が多かったんですが、その一つが序盤リードしてたバードに対して『バードは余裕持って走ってますよね』発言。 マシンの挙動見てても余裕があるのは後ろのBMW勢に見えましたけど


バードは電費消費が激しかったのかさらにポジションダウン。 後方では予選でミスったロッテラーやベルニュが激しく追い上げてトップ10圏内に入ってきました。
あ、ちなみに今回のアタックモードのラインは1コーナーの大外に設定されたんで、大きなタイムロスすることなく通過することができるようになりました。 今回もこのアタックモードをどのタイミングで使うかで戦略が問われることに。 序盤で2回使ったドライバーも居たけど、終盤にあったようにSCが介入した時に明けたタイミングを狙ってアタックモード使うってのは賢い使い方だなって思いましたね。 終盤の勝負所の為に1回は残しておくのが今後の主流になるかも。 何せフォーミュラEは結構な確率でSC介入しますからね。

レースも終盤にきてこのままBMW勢が1,2フィニッシュで終わるかと思いきや、2位のシムスがダ・コスタのアウトから仕掛けて、抵抗しようとしたダ・コスタが接触

このバトル、解説陣はシムスが悪いみたいなコメントしてたけど、やっぱりレースした事無い人のコメントはダメね。 あれはダ・コスタがブレーキング遅らせ過ぎてロックアップさせた挙句にアウトに寄ってシムスに接触までしてる。 レース後のコメントでダ・コスタは完全に自分のミスだったと認めています。 シムスも完全に前に出ていたわけではないんだけど、ダ・コスタは潔かったね。 シムスもダ・コスタを非難することもなくチーム全員で責任を負うべきだったと大人の発言。 2人ともあの場面ではチームオーダー出すのも必要だという意見までしてたし、今回は残念だったけどチームとしてはすごくまとまるキッカケになったかもしれない。 普通はああいう事があると険悪になるよ(^^;)

これでトップに立ったのはダンブロシオ。 SC明けのバトルも抑えきってシーズン2以来の通算3勝目を挙げました。 マヒンドラはここと余程相性が良いのか、去年もローゼンクビストが勝ってるし、その前年も2位なんですよね。 ウェーレインが予選で良い走りしていながら決勝はトラブルでリタイヤしちゃったのが残念だけど、ダンブロシオがしっかり結果を出しました。

ダンブロシオの喜びもすごいもんだったけど、それもそのはず。 過去2勝したのはどっちもレース後の車検で勝った車が失格になった末の繰り上がりだったんですねぇ。 つまりこれが実質初優勝みたいなもんで、表彰台の頂点に立つのも初めてだったからなんです。


と、いうわけで2戦終了時でダンブロシオがランキングトップに立ったけど、変なポカでもしない限りはやっぱりテチータVSBMWが戦いの中心でそこに誰が絡めるかって感じでシーズンは進んでいくと思います。 アウディ勢がちょっと元気ないんで奮起してもらえるともうちょっと面白くなるかな。
でも今回も沢山のバトルもありアタックモードの戦略も見応えあって、フォーミュラEは間違いなく過去4シーズン以上の面白さになってると思いますね。 日本でもいつか開催されたら絶対に観戦に行きたいんで、早く何とかして(笑)

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