|Posted:2018/10/28 20:00|Category :
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今年のスーパーフォーミュラは5人にタイトル獲得のチャンスがある状況で最終戦の鈴鹿を迎えました。 昨日の予選を見る前の個人的な予想は
山本尚貴の逆転チャンピオン一択。 理由は単純で『山本は鈴鹿が得意だから』。
正直シーズンの流れという観点では山本よりもキャシディに分があるかなという感じではあるけど、最終戦が鈴鹿だった事とポイントが競ってる状態で勝てば良いだけならやっぱり山本を推しますね。
その山本は予選でPPを獲得して貴重な1ポイントをゲット。 これで2位の石浦に並んで3ポイント差のキャシディを追う事に。 スタートもしっかりトップをキープしてホールショットを決めました。 ここでもしも2番手の山下に抜かれていたらキャシディと同じチームなだけにかなり不利な状況に追い込まれてただろうな。

スタートにソフトタイヤを選択した山本は序盤から2位以下にマージンを広げていきます。 開幕戦と全く同じ戦略ですね。 後ろのピットイン戦略を見ながら合わせこんでいく待ちの作戦。

逆に苦戦を強いられたのが石浦。 ミディアムでスタートしておきながら10周でピットインしてソフトタイヤに交換。 思うようにミディアムのペースが良くなかったのかもしれないけど、結局山本のチームメートの福住に前を塞がれる展開になって完全な作戦失敗。 キャシディを含めて何人かがミディアムスタートを選択したけど、我慢しきれずに早々とピット入った連中はみんな後方に落ちましたね。

そういう意味では序盤我慢しながら6番前後を走行して、ペースの落ち込みを抑えながらタイヤを上手く持たせたキャシディが30周でのピットアウト時には山下の前に出る事に成功。 前を行く山本からは10秒以内。 タイヤの差を考えれば大逆転も充分にあり得る。

ファイナルラップで1秒切った山本とキャシディだったけど、仕掛けるまでは至らずそのまま山本が今季3勝目。 そしてチャンピオンシップを大逆転のチェッカーを受けたのでした。

いや~、見事な鈴鹿マイスターぶりだったわ山本。 これが2度目のチャンピオンだけど、今回の方が厳しい中での大逆転だっただけに嬉し泣きでしたね。 キャシディは本当に惜しかったけど、今シーズンは優勝もしたし来年はもっと手ごわいドライバーになるでしょうな。
個人的には平川に注目していたシーズンだったけど、大人しそうなくせして走りはアグレッシブなスタイルはイイね。 今回もマシントラブルなかったら、もしかしたら最後トップ2に追いついてた可能性が高かった。 キャシディと同じミディアム⇒ソフトの戦略を成功させていたし。 今年の走りでまさか来年移籍なんて事は無いと思うんで、来年は是非とも初優勝を狙って頑張ってもらいたいです。
ちなみに来年からはニューマシンが登場って事で、セッティングをいち早く掴んだチームが有利に立つかもしれないね。