|Posted:2018/06/28 20:00|Category :
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ここ何年かMotoGPではアメリカでの開催といえばF1でもやってるサーキット・ジ・アメリカズだけど、あそこはバイクのレースやるにしては面白みが全く無い。 やっぱりコークスクリューを豪快に駆け抜けていくラグナセカが最高です。
今回のPPは滅多にポール取らないデイビス。 これまで29勝していながらPPはたったの6回

ここまで極端なのも珍しいですよね。 まぁWSBはチーム間の戦力差が大きいんで、予選なんてそんなに重視する必要ないのかもしれないけど。 これはレイにも言える事で明らかにレース重視で予選はそこそこ出ればいいやみたいなスタンスですよね。
ここ数戦はデイビスもドゥカティもパッとしなかったんで、ここでは反撃といきたいところ。

レース1は序盤から逃げるデイビスと追うレイの一騎打ち状態。 いつぞやのサンマリノと似たような展開だな。 必死で逃げようとするデイビスだけど、レイの方には走りに余裕があってとてもトップを守りきれそうにない(^^;) でも無理して仕掛けようという風でもなくひたすらプレッシャーを掛け続けるレイ。
そしてコークスクリューの進入のブレーキングでミスったデイビスの脇をズバッと抜いていくレイ。 これで勝負あり。 デイビスも必死に追走していくけどレイに及ばず。 これでレイは今季7勝目。 行こうと思えばいつでも行けたハズだけど、一応デイビスはタイトル争い2番手だし、リスクは負わなかったってとこでしょうか。

3位は前回初優勝を飾ったロウズが立ったけど、ちょっと今回のヤマハ勢はラグナセカのコースには苦戦気味。 だからレイの安定感が際立っちゃうんですよね。

リバースグリッドのレース2はPPのラバティがまず飛び出します。 レース1でも4位と今回アプリリアは好調みたいで、序盤のラバティのペースは良かったですね。 2番手に居たファン・デル・マークすら置いていくペース。 逃げるだけ逃げようという意図が見えます。

その後ろではレイが猛チャージ。 ドゥカティ勢を蹴散らしてヤマハ勢も抜き、一人だけペースが別次元。 チームメートのサイクスは全く振るわないのにこの差はどこから出てくるのか・・。

そしてレース中盤でトップ浮上。 あとは後続を置き去りに一人旅。 アンタ速過ぎるよ(-_-;)

今回のレイはいつにも増して手に負えない強さでした。 本当に今年のカワサキってハンデ抱えてるのか疑問になるくらいの無敵ぶり。 ミスらしいミスなんてほとんど無かったくらいにマシンは最高に仕上がってた感じ。

16レースで8勝と正に今季もレイは絶好調。 デイビスも2戦連続で2位と何とか粘ったけど、ホンネはここで勝っておきたかっただろうなぁ。 そして終盤ヤマハ勢の猛追を受けたラバティが何とか表彰台を死守し、アプリリアに久々のポディウムをプレゼント。

チャンピオンシップは・・・もう終了じゃないですかね(^^;) 次のミサノはドゥカティ得意のサーキットだし、ここでレイに勝たれるようなら本当に終了かな。 ってかさぁ・・みんなもっと意地見せてくれよ~。
レイはカワサキとさらに2年契約を更新したんで、このままだとまだしばらくレイの1強時代が続きそう・・。 ただ、前戦のレース2でサイクスはレイと絡んで転倒させたことでもう来年の居場所は無さそうな状況らしく、そうなるとカワサキの空いたシートに誰が座るのか。 うーん・・・ドゥカティとヤマハは現体制維持だとして、他のチームにレイと真っ向勝負できそうなライダーって居るのだろうか。 MotoGPほどこっちは詳しくないし戦力差が大き過ぎて比較対象が無いんだよね。 どっちにしてもサイクスは相手にならないんで他のライダーに期待したいところ。
何だかんだで今年は6人も勝ってるんだけど、チャンピオンシップでの混戦を期待するにはカワサキの2台目のライダーは勝てるライダーが望ましいかな。