|Posted:2018/02/27 20:00|Category :
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2018年のモータースポーツシーズンも本格的に開幕

まずはWSBが先陣切ってオーストラリアで開幕戦です。
MotoGPと違ってほとんどオフシーズンの情報が入ってこないんだけど、どうやら今年は上位2チーム・・つまりカワサキとドゥカティにはエンジンパワーの出力制限が設定されてしまったそうで、エンジン回転に関してはハンデを背負う事になりました。
たしかに去年はレイが圧勝でつまんなかったし戦力の拮抗化を図りたいのは分かるんだけど、ハンデを背負わせるやり方ってどうなの

せめてMotoGPみたいに前年勝ってないメーカーだけシーズン中は開発自由にしたらと思うんだけどな。 よくこんなふざけたレギュレーション変更をカワサキは受け入れたもんだ。

しかしハンデを背負ってるにも関わらずPPはカワサキのサイクス。 WSBは予選の順位が決勝に結びつかないんでアテにならんけど、上位は結局カワサキとドゥカティ・・。 去年と変わらんじゃん。 他のメーカー情けない。 そもそものポテンシャルに差があり過ぎるのか、それともライダーの差なのか分からん。

予選番長のサイクスは決勝に弱いイメージがあるけど、今年はタイヤを最後まで持たせるようにライディングを改良してきたんだそうです。 レイに対して予選では先行するのに決勝ではほとんど太刀打ちできてないからねぇ・・同じマシン使ってるんだからもっとレイを苦しめてもらわないと。

序盤はサイクス、メランドリ、レイでトップ3を形成。 レイは予選こそ6位だったけど、この人はどうせ決勝で上がってくるから何位でも関係ないと思ってた(笑) 今年のドゥカティはデイビスよりもメランドリの方に合ってるみたいで、デイビスはやや苦戦気味に見えました。 やっぱり使えるパワーに制限掛かるとライディングも微妙に変わるのかね。

ヤマハ勢は中盤2台でずっとバトルしててそれ自体は面白かったんだけど、そんな事やってないでカワサキとドゥカティを追えよってツッコミたくなる(^^;) バイクはそんなに悪くなさそうだけど、何かこの2人じゃ今年も勝て無さそうだなって気がする。 レイクラスのライダーが乗ってれば勝ち星を挙げられそうなんだが。 ヤマハはMotoGPの方も開発の方向性を見失ってる感じだし、いろいろとヤバそうだな。

レース終盤、ピレリのニュータイヤの性能劣化が進んでレイは大きくスローダウン。 サイクスは持たせてたけど(有言実行してみせたな)、メランドリの方がより上手くコントロールしてサイクスをオーバーテイク。 開幕戦でカワサキ勢を倒すことに成功

メランドリは去年も勝ってるけどその時は棚ボタ的な勝ち方だったし、今回みたいに実力で倒したというのは勢いが出るね。 WSB復帰2年目でいよいよ本領発揮し始めてきたか。

2ヒート目は1ヒート目でタイヤの性能低下が激しかったとの事でレース半分まで消化したところでタイヤ交換を義務づけられることに。 そういえばMotoGPでも似たような事あったな。 フィリップアイランドってとにかくタイヤに厳しいサーキットなんですね。

タイヤのライフを気にしなくていい2ヒート目はトップ集団にヤマハやホンダも食らいつく展開に。 レイが混戦から抜け出せないのは去年までとは明らかに違う。

各ライダーレース中盤でタイヤ交換にピットインしてきたけど、安全の為に以前のフォーミュラEみたいにピットインタイムの最低時間を設定してたみたいで大きな順位変動はなかった。 つまんねーの。 どうりでレイなんか待ってる間のんびりドリンク飲んでるわけだよ(^^;)

トップ集団から抜け出しかけたデイビスは単独で転んでリタイヤに。 1ヒート目こそ3位表彰台に立てたけど、デイビスの転び癖は今年も治らんかぁ・・。 こういう事が多いからここぞってところでチャンピオンに手が届かないんだよなぁ。

レースは終盤レイが抜け出しファイナルラップ最終コーナー出口までトップだったものの、チェッカー目前でメランドリがスリップから抜け出して鼻差で優勝をかっさらうという大逆転劇で決着。 こんな事言ったら失礼だけどメランドリがまさかの開幕2連勝を飾りました。

開幕ラウンドを見る限りでは今年もカワサキVSドゥカティの構図は変わり無さそう。 レイは今年も本命だとは思うんだけどアドバンテージは無さそうだし、毎レース面白い展開が見られるのではという期待を持たせる開幕ラウンドでした。