|Posted:2017/12/24 20:00|Category :
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オフシーズンのお楽しみはフジNEXTで放送してる『F1 REGENDS』。 今年はどうやら何年の数レースという縛りがあるわけではなく、2000年以降の名シーン・名バトルを集めて放送するみたいです。 近年になるにつれてつまんなくなっていくから、正直昔のレースを見たいかなって思うんですがね・・まあいいや。
初回は2000年のベルギーGPから。 2000年って最近のような感じがするけど、もう17年も前の話なんですね。 このシーズンは前半戦からフェラーリのシューマッハが強くてそのままチャンピオン取ってしまいそうな勢いだった。 ところが中盤戦でつまずいてマクラーレンのハッキネンが猛追してきてのベルギーGPを迎える展開だったんじゃないかな。 基本的にはフェラーリとマクラーレンが当時の2強を形成していて、タイトル争いもシューマッハとハッキネンを軸に展開していく図式は98年以降変わらなかった(99年はシューのケガで離脱というのはあったけども)。

当時のF1マシンってスッキリしててカッコイイよね。 何か今のマシンは特にフロントウィングとか複雑怪奇でハリボテみたい。 確かにダウンフォースを発生させる為には仕方ない形状なんだろうけど、これくらいスッキリさせたウィングにしたら余計な乱気流も抑えられてDRS使わなくても前のマシンに接近できるようになるのかなぁ・・と素人意見を言ってみる。 今のF1に魅力を感じなくなったのはやっぱり行き過ぎた空力とDRSによる人為的なバトルにあるしね。
ちなみにこのレースはウェットからドライに路面が変わるコンディションだったけど、アレジが真っ先にピットインして大幅に順位を上げる活躍を序盤に見せたのが印象的でした。 だけど悲しいかな、せっかくの走りにもマシンが応えてくれずにトラブルでリタイヤしてしまうという・・。 アレジって結局こういう星回りなんだなというのがキャリア晩年までつきまとってましたな。 アレジファンとしてはこの年の低迷は見ていられなかった。

そしてこのレースといえばレース終盤のハッキネンとシューマッハのケメルストレートの激しいバトル。 周回遅れを間に挟んで両側からオーバーテイクはこのシーズンのハイライトでした。 元々レース途中でトップ走ってたハッキネンがスピンして2位に落ちたからこそあり得たバトルではあるんだけど、この2人のチャンピオン争いっていうのは最後まで正々堂々としたものでした。
この勝利でハッキネンに流れが向くかなと思ったけど、結局これが最後の抵抗になっちゃいました。 その後はシューマッハの連勝を止められず、フェラーリから19年ぶりにチャンピオンドライバーが誕生し、ここからフェラーリの黄金時代が2004年まで続くわけです。 ここ最近のメルセデス時代をつまらないという声も多いけど、明確なナンバー1ドライバーがシューマッハだったフェラーリ黄金時代はもっとつまらなかった。 それだけシューマッハってドライバーがすごかったという事なんですけどね。 そのシューに対抗できたのは当時ではハッキネンしかいなかったという点で、この2000年というシーズンはターニングポイントになったような気はします。