
スーパーフォミュラー最終戦 鈴鹿レース①・②
|Posted:2016/10/31 21:00|Category : 未分類|

今年のスーパーフォーミュラーは勝ち星が分散して、シリーズタイトル争いも最終戦残した時点で6人にチャンスありの状態で迎えましたねぇ。 勢いは前戦圧倒的な速さで勝った関口雄飛にあると思ってたんだけど、鈴鹿に来てまさかの失速


レース1のスタートでは2番グリッドの国本がトップを奪う事に成功。 石浦はロッテラーにも抜かれて3番手まで落ちることに。 逆転するにはどうしても連勝したかった石浦にとっては手痛い出遅れ。

ただレース1は国本とロッテラーのペースが圧倒的で、石浦以下は全くついてこれず。 スーパーフォーミュラーって予選はいつも大接戦なのに決勝でトップ争いが混戦になる事ってなかなか無いんだよね。 レース1はタイヤ交換義務はないので完全なスプリントレース。 ランク2位の国本にとってはここで勝てば一気にランキング首位に浮上します。 石浦の方はどうもトラブルを抱えてたようでペースが上げられなかったみたいですね。

レース1での見せ場はバンドーンと関口の8位争い。 どうもペースの上がってこないバンドーンと1ポイントでも取っておきたい関口のバトルは非常に接近してて見応えありました。 130Rからシケインにかけてのブレーキング勝負もバンドーンが微妙なラインを取って関口をけん制しながら・・でも関口の突っ込みに負けないブレーキングの深さで対抗。

しかし次のチャンスではアウトから仕掛けようとした関口がバンドーンのリアに接触してしまってバンドーンがスピン。 別に関口もシケインで抜こうとしてたわけじゃなかったと思うんだけどね。 バンドーンがこの時は完全にインを閉めて立ち上がりがちょっと苦しくなり、インにスペースがあったところに関口のマシンのノーズが入り込んでしまった風に見えた。 どっちにしてもこれでペナルティを食らってしまったのは痛かったですね。


トップ争いに動きはなく、そのまま国本が今季2勝目。 初タイトルに向けてミスなく速さでねじ伏せてみせました。

レース1終えてのポイントランキング。 タイトル争いから一貴とバンドーンが脱落。 これ・・国本以外はレース2で最低でも優勝しないともう権利無いって事ですね。 これは国本に圧倒的に有利な立場。
ちなみにそのレース2は石浦がPPでバンドーンが僅差の2番手から。 もうチャンピオンの可能性は無いけど、バンドーンはF1行く前に有終の美を飾ってほしいなあ。 国本は石浦に勝たれてもポイント取ればOKなので、とにかくミスなくいければ初タイトルは堅いでしょう。 どういうレースを展開していくかな。

そして午後のレース2。 石浦は何としてもスタートを決めたかったところだろうけど、バンドーンが見事にホールショットを奪いました。 僕にとっては非常に嬉しい展開(笑) 国本はさすがにプレッシャー掛かったか、順位を6番手まで落としてしまいました。

その国本、レース1ではあれだけスピードあったのに、レース2では上位からどんどん離されていく展開に。 もしかして燃料満タンんで後半にピットインをする戦略か。 でもそれにしてはちょっと離され過ぎてるんで、意外とこれはヤバイんじゃなかろうかって感じには見えましたね。


3番手を走ってたロッテラーが13周目にピットイン。 前の2台に離されてた事で作戦を変えたのもあったかもしれないけど、多分これは1周目にピットインして猛然と追いかけてきてたオリベイラをカバーする為に動いたんじゃないかと思います。 実際あと1周入るのが遅れてたら間違いなくロッテラーは抜かれてたハズだし。

バンドーンと石浦はレースの半分で同時ピットイン。 そして石浦の真後ろにはロッテラーが




このままレースも終わりだろうと思った25周目。 伊沢のクラッシュでSC。 この時点でまだピットインしていなかった国本はここでピットイン。 タイミング的にもしここで入り損ねてたら間違いなくポイント圏外にさようならしてたところでした。 それでなくともピットアウトしてみたら7番手に落ちていたポジション。 石浦とロッテラーの結果次第じゃ安心してもいられない。


リスタートしてすぐに今度は山本がクラッシュしてまたしてもSC。 残り4周でリスタートが切られるとロッテラーが石浦を渾身のオーバーテイク



しかし追い詰められてもバンドーンはどうにか逃げ切って今季2勝目。 スーパーフォーミュラー最後のレースを見事に優勝で締めくくりました。 あ~、マジで嬉しい。


そして国本が初チャンピオンに。 去年は石浦の陰に隠れる感じだったけど、今年は予選一発の速さも決勝での安定感も段違いに増して納得のチャンピオン獲得だったと思います。 そうはいっても正直国本が取れるとはレース1の走り見るまでは予想もしてませんでした。 ここ一番の勝負所で勝ってみせたのが大きかったって事ですね。
あと、ホンダ勢で2勝を挙げてシリーズ4位に入ってみせたバンドーンもやっぱりただもんじゃなかった。 派手さはないかもしれないけど、来年アロンソとチームメートでどう対抗してみせるのか楽しみが増えました。
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