
MotoGP第12戦 サンマリノ
|Posted:2016/09/15 21:00|Category : 未分類|

毎戦のように勝者が変わるMotoGP。 今回の予選は地元のロッシを差し置いて久々にロレンソが速さを見せつけました。 ひそかに日曜日は雨になってロレンソ涙目を期待してたんだけど、さすがに今回は晴れてましたな(笑) ロッシも2番手とヤマハ勢はここで好調で、マルケスはビニャーレスにも先行されて4番手と相変わらず苦しい状況。

序盤は動きはないかと思ってたけど、意外にもロッシがすぐさまロレンソに仕掛けてトップを奪います。 ロレンソも不意を突かれたって感じで避ける動きを見せてたけど、ここからロッシに離されずについていきます。

路面温度が41度あったこの日、ヤマハ勢はタイヤ選択を前後ともミディアム。 追うマルケスはハード。 普通に考えたらやっぱりハード側のマルケスは保守的な選択なのかなと思ったけど、チームメートのペドロサは真逆にソフト履いてました。 こっちは攻撃的なチョイスですね。

マルケスとしてはミディアム勢はタイヤが後半辛くなると読んでとにかくヤマハの2台を追いたい。 ビニャーレスを攻略してどんどんヤマハ勢に接近していきます。 この段階ではマルケスのタイヤチョイスが正解だったのかもなぁって思ったんですがね。

ペドロサも4番手に上がってきて久々に見るヤマハVSホンダのワークス勢対決の図式に。 去年は見慣れた光景だったのに、今年は本当にいつ以来だろうってくらいの4強対決が展開されていく事に。


驚いたのがフロントにソフトを履いてるハズのペドロサのペースで、レース中盤になっても鈍るどころかコースレコードを連発する快走。 マルケスをズバッと抜いていったかと思えばそのままロレンソ、そしてとうとう残り5周でロッシまで攻略してトップに浮上します。



ペドロサは結局終盤になってもペースは衰えず、今シーズン初優勝。 これでついに今シーズン8人目のウィナーが誕生って事で、4ストエンジンになってからの最多優勝者を出した年になりました。
しかしペドロサ・・あまりにもこれまでが不振だっただけにもうワークスチームに居るのはなぁなんて僕も思ってたんですが、本当にごめんなさい

逆にハードを選んだマルケスは前半はヤマハ勢に迫ったのに後半になって結局失速しちゃったとこを見ると、F1の川井ちゃん曰く『作動温度領域云々』の世界だったのかな。 多少高温でもソフトタイヤが機能するし持ちも良いのかもしれない。


ペドロサが勝ったことで間接的にはマルケスのサポートに成功したって流れにはなるんですかね。 残り5戦でこの差だとまだ自力チャンピオンの可能性はロッシには無い状況だけど、マルケスも少し余裕がなくなってきてるように見えますね。 ロッシと自分との間に何人ものライダーが割り込んでくる状況は何としても避けたいだけに、マルケスにとっても安心できる差ではなくなってきたのかな。
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