
MotoGP第12戦 イギリス
|Posted:2016/09/06 21:00|Category : 未分類|

中盤戦から後半戦にかけて毎回優勝者が変わる激戦のMotoGPクラス。 イギリスGPは予選がウェットになり、PPを取ったのは前戦で初優勝を飾って地元凱旋のクラッチロー


オープニングラップから積極的に仕掛けてきたのがスズキのビニャーレス。 この週末ドライでも好調だったらしく、一気にトップを奪います。 ビニャーレスはMoto2,3時代からこのコースは得意としてるんですね。

2位争いが激戦でマルケスが集団の先頭に立って引っ張ろうとするも思うようにペースが上がらない。 ロッシ、クラッチロー、イアンノーネ、ペドロサが激しい抜き合いを展開していきます。 いや~、ここまで何台もの接近戦が見られるなんてMotoGPクラスじゃあまり無いんだけど、コースの広さも相まって非常に見応えのあるバトルでした。 この週末天気が安定していなくてタイヤ選択が違うのも戦力を拮抗させる要因になってたのかもしれません。

2位争いが激化してるのを尻目に確実にマージンを築いていくビニャーレス。 スズキのマシンの特性は気温が低い時はパフォーマンスが良いんだそうで、この日18℃しかなかったイギリスの気候には上手くマッチしてたのかもしれません。 そうはいっても復帰まだ2年目のスズキ。 ここまでトップ快走する姿なんてさすがに想像してなかった(^^;)

2位集団は唯一前後にソフトタイヤを履いて攻めに出ていたイアンノーネが転倒リタイヤ。 途中ペースアップしてマルケスとロッシをかわし、クラッチローも抜いていきそうな勢いだったのにもったいない


レース終盤マルケスが動く

あんだけポイント差があってもマルケス的に安心できないのは、やはりマシンの戦闘力に不安があるって事の裏返しなんだろうなぁ。

そのままマルケスはクラッチローにも仕掛けていきます。 が、ホンダサテライトのクラッチローも地元なだけに簡単には譲らない。何ていうか・・型落ちマシンで苦しいはずなのに引かない走りにクラッチローの意地を見た気がします。 いや、本当にすごかった。 初優勝して覚醒したのかな。
この戦い、クラッチローを抜こうとストレートからのブレーキングでマルケスが頑張り過ぎて止まりきれずにコースオフしてクラッチローの勝ち



レースはビニャーレスが初優勝



どこかでチャンスはあるかもなんて書いてはきてたけど、本当に勝っちゃうのはファンでなくても何か嬉しくなります。 4メーカーが勝つなんてシーズンは本当に久しぶりだし、これで今シーズンは7人目のウィナーが誕生。 やっぱレギュレーション変更でマシン差が少し拮抗するだけでこれだけ変わるんだね。
しかしビニャーレス・・・来年からはヤマハ行っちゃうんだよな~(苦笑) せっかくスズキで初優勝飾ったんだから、このままスズキのエースでチャンピオン目指してほしかった気もするけど、これも仕方ない。 良い置き土産ができたよね。

まだマルケスとロッシの差は大きいけど、じわじわ縮まるポイント差。 ただ残りは6戦でこの差はやはり大きいか。 激戦になる一方でロッシも勝ててるわけじゃないからなかなか詰まってきませんね。
まあチャンピオンシップは置いといて、これまでホンダとヤマハのワークス4台しか勝ってなかったMotoGPクラスがここまでいろんなライダーにチャンスが巡ってくるっていうのは観てる方としては楽しい。 F1もこういうとこ見習ってレギュレーションを吟味した方が良いんでないかいって思う。
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